2007年2月12日（月）20:18
AFP
フランスのニコラ・サルコジ内相はドイツのアンゲラ・メルケル首相（キリスト教民主同盟）に対して、独自のEU憲法簡略版の考えを説明した。「なごやかに」行なわれたベルリンの協議でEU議長のメルケル首相は私の提案に強い関心を示した、とフランス保守系の大統領候補者、サルコジ内相は語った。「メルケル氏は機構改革の袋小路から抜け出そうと懸命に努力している。私はお互いに理解し合えたと言って良いと思う。」
サルコジ内相の提案によれば、EU憲法はEU大統領の選出のような、憲法反対論者にも異論のない部分のみに留めるべきであるという。メルケル首相は3月初めにフランス社会党の大統領候補者、セゴレーヌ・ロワイヤル氏ともベルリンで会談を行なう意向であり、サルコジ内相との会談についてはコメントを控えた。フランスは2005年5月の国民投票でEU憲法批准を否決している。
原題：Sarkozy erlaeutert Merkel EU-Verfassungsentwurf